mixiから全文転載。
昨日、マムちゃん寄席に行ってきました。
漫談 松元ヒロ
朗読 松島トモ子
シャンソン ピーコ
仲入り
放談 伊奈かっぺい
トーク きたやまおさむ
芸談 永六輔/毒蝮三太夫
司会 ラッキィ池田/外山惠理
お囃子 金近こう社中
二階席最前列ど真ん中。
観客1300人。満員御礼。
ざっと見た感じでは私ら夫婦が一番若かったのではないかと。
爺婆の皆さんに生気をがっつり吸い取られて疲労困憊。
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松元ヒロさん
名前も顔も芸も知らなかったんだけど、すごく面白かった!
もともとパントマイムの芸人らしいのですが、しゃべった方が伝わりやすいってことで、ちょっと変わった芸を披露されていました。
毒蝮三太夫がニュースと天気予報を読み、それにあわせてパントマイム。
一見手話ニュースみたい。でもネタ的にテレビでは放送出来なさそう。
こないだたまたま東京MXでとちテレの「満喫!とちぎ日和」という番組を見たらバラエティ番組なのに手話がついていたんです。ザ・たっちのふたりのネタもちゃんと手話で通訳してるの。これってすごい。最近はワイプ芸人なんて言葉があるようですが、わざとらしいリアクションをしているタレントを映すより手話通訳を映した方がよっぽど面白いよ。とちょっと話がずれたところで次、いってみよー。
松島トモ子さん
朗読ですよ、朗読。しかもお題は「かわいそうなぞう」。戦時中の動物園での猛獣殺処分の話。隣のおばあさん、何度もハンカチで涙をぬぐっていました。
えっ、これで終わり?笑うとこナシ?と思ったら最後の最後に松島トモ子さんならではの落ちがありました。
ピーコさん
びっくりした!ピーコ、歌、下手!
永六輔に「お前はシャンソン歌手じゃなくてシャンソンカスって言われた」って言ってたけど、うん、うまいへたじゃなくて、きっとこの人にしか歌えないシャンソンなんだろうな。
ゲストにペギー葉山さん。
学生時代をフルコーラスで披露。さすが。そして美しい。最後にピーコとふたりで「薔薇色の人生」
ペギー葉山が出てきた途端にオットが「ウルトラの母っ!」と大喜び。この部分で喜んでいたのはオットだけでしょう。毒蝮三太夫は嵐隊員だもんね。オットはウルトラマン関係者を間近で拝めただけでも来た甲斐があったと本当に喜んでいました。
伊奈かっぺいさん
伊奈かっぺいさんの津軽弁。のっけから大笑いでした。
「努力は積み重ねるから崩れる、積み重ねなければ崩れない。
人は歩くから転ぶ、元から横になっていれば転ばない。
無駄な汗はやっぱり無駄、明日やれることは今日やらない。」
きたやまおさむさん
二階席だったのでちょっと遠目にしか拝見できなかったのですが舞台に出てきた途端、心を奪われました。やばい。一目惚れしちゃったよ。
どこかで聞いたことのある名前だと思ったら「ザ・フォーク・クルセダーズ」の北山修さんだったんですね。
すらっとした銀髪の紳士。声にも色気があって、あぁもうホントにやばい。現在は精神科医。精神科医は死ぬまで出来るんだって。寝たきりになってもボケちゃっても大丈夫。
最後の永六輔さんと毒蝮三太夫さんの芸談にきたやまさんも加わったのですが楽屋では先日亡くなった牧伸二さんのことは触れずに、みたいな話になっていたのにきたやまさんが「自死について」の話を振ってきました。
毒蝮さんが「なかったことにするのはいけないんだよ。やっぱりちゃんと名前を出して話をしなくちゃ。」と最後に客席から差し出されたピンクのウクレレを持って 「あーあんあやんなっちゃった」と歌い始めました。
永六輔さん
毒蝮三太夫さん
永さん、車椅子で登場。
幸いにもパーキンソン病のタレントは日本では僕ひとり。
パーキンソン病のキーパーソンですよ、と難病をも笑いに変えてしまう。自死についても話している内容はとんでもなく深く重いのに会場に居た全員が大笑いしている。すごいなぁ。
ラッキィ池田さん
何年か前はふにゃふにゃして人前できちんとした話が出来ない面白いお兄さんって印象しかなかったんだけど、しっかり司会を務めていました。頭の象のじょうろがなかった!大人になっちゃったんだね。
外山惠理さん
ラジオ番組で永六輔さんのアシスタント(ほぼ介護)をされています。
永さんの言葉が詰まったりするとさりげなく助け舟を出して、永さんも彼女なしではタレントを続けられなかっただろうと思います。
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私とオットは毒蝮さんの「汚ねぇババア」とかいつもの毒舌を聞けるもんだと期待していたのですが、一度もジジイババアが出てきませんでした。
永さんのことを「パーキンちゃん」って呼んでましたけどね。今回は客いじりはナシ。
出演を予定していたのに勝手に死んじゃった牧さんを思ってのことかもしれません。
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帰りに寄った調布の串焼き屋、焼き鳥はそこそこ美味しかったけど、店員がなんだろう、全員バイトみたいな感じで、一見さんにはとっても居心地の悪い居酒屋でした。
以前調布で友人の仕事を手伝っていて、調布の美味しいラーメン屋とか喫茶店を知っていたので、下調べなしで行ったのがまずかった。私が調布に行かない間に駅前開発が進んでいて、西も東もまったくわからない状況になっていたのです。
そこは完全に知らない街になっていました。