ネットで鰹のたたきを注文した時におまけに入っていたカボスの種子を蒔いたのが2002年。
桃栗三年柿八年柚子の馬鹿めが十八年ですから、柑橘類が発芽してから結実するようになるまで時間がかかるのは分かっていたんですけど、当時はじわじわと生長するのが面白くて、これなら十八年くらいはあっという間だろうとタカをくくっていました。
しかし、十八年って意外と長いんですね。気づいたら私、五十歳を越えていました。
たねまきをしていた三十代の頃の情熱はすっかり冷め、十八年を待たずに昨年の冬、葉っぱがついているところまで思い切りきり戻してしまいました。
まぁ、これで枯れたら枯れたで出窓が少し広くなるわ、くらいに思っていたんですけど、なんかね、強剪定でスイッチが入っちゃったみたいで、これまでいくら剪定してもほとんど側枝が出てこなかった幹からぶわーーっと出てきちゃったんですよ、新芽が。
嫌がらせのように吹き出す新芽。
カボスの花芽は葉芽と区別がつきにくいらしいんですが、幹の切り口近辺から出ている芽は(一枚目と二枚目の写真)花芽ってことはない?よな。