2025年4月5日土曜日

小さな花ほど逞しい

先にお米屋さんに行くとつや姫5キロを持ち歩くことになるので、三泉淵緑地まで足をのばして帰りにお米屋さんに寄ることにしました。



以前はスミレを見かけたら何スミレかとことん調べないと気が済まなかったんだけど、老眼鏡が手放せなくなってきてからは小さい文字がいっぱいのスミレ図鑑のページをめくるのすら面倒臭くなり、スミレの同定に必要な部分(花の内側の毛とか後ろに伸びている距とか柱頭の形とか)を気にせずに撮影するようになりました。それでも見つけたら100パーセント足を止めるほど好きな花。


神田川沿いの桜は満開。でも今日は人もいっぱいだろうから桜が散る頃に見に行くことにします。三泉淵緑地の桜はぼちぼち。



こないだも撮ったばかりだけど今日も撮っちゃう姫烏頭(ヒメウズ)。たった一週間で花数は倍増、これから小さなタネを作ってばらまいて、来年はもっともっと花を咲かせることでしょう。


武蔵鐙(ムサシアブミ)は葉もまだ閉じたまま、開花まであとちょい。


キキョウ、じゃなくて烏の豌豆(カラスノエンドウ)にテントウムシ。よく見たら葉にたかっているアブラムシをわしわし食べているところでした。


白雪芥子(シラユキゲシ)には今日も近づけません。


薇(ゼンマイ)は綿を破って新芽が開きそう。もう美味しい時期は過ぎました。


珍しくカラスノエンドウにピントが合いました。いざ撮ろうとすると少しの風で大げさにゆらゆらして撮影許可が下りないので、よく見かける割には素通りする確率が高い。

カラスノエンドウを撮っているとおばあさんに「何か咲いているの?」と聞かれたので正直にカラスノエンドウと伝えると、なんとも言えない表情で「カラス…」と呟いて「あぁ、こっちにヒトリシズカが咲いているわ」と今聞いたことはなかったことに、みたいな感じになってしまいました。



教えてもらったので(というか先に撮影済みだったけど、何となく無視するのも大人気ないような気がしたので)近くに寄って「可愛いですねぇ」とか言ってみたり。

姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)

西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)

緑地を離れてお米屋さんまでの路地で、おそらくあのおばあさんは見向きもしないであろう植物を愛でて


お米屋さんの近くの新栄緑地で花韮(ハナニラ)がわんさと咲いている中で私が気になったのは



ペンペングサ。なんちゅう可愛さ。