2017年4月19日水曜日

樹齢24年以上

うちのパキラが大変なことになっている。
正確には大変なことをしてしまったのは私自身なんだけども。


結婚のお祝いに貰ったパキラで、新婚当時は西日しか当たらずベランダすらない古いアパートに住んでいたから部屋にも合わないし、置き場所もないし、栽培方法を調べる気すらなくて、アパートからマンションに引っ越す時に玄関に置きっ放しにしたんだけど、大家さんから忘れてるわよーと連絡があって、しぶしぶ取りに行って現在に至る、なので少なくとも24年はたっているワケで。

もともと挿し木苗だから幹が伸びるのではなく枝が伸びるだけなので、春になって枝から葉っぱが出て、その葉っぱがものすごく大きくなって、しばらくすると葉っぱが枯れる、を繰り返し、 観葉植物なのに観賞に堪えない。

それに葉っぱや枝から樹液が垂れてきて畳や襖を汚すので、週に何度か雑巾で株全体を丁寧に拭かなくてはなりません。

お祝いをくれた友人には毎年年賀状でパキラの状況を伝えてきたけど、それに対して全く反応がなく、おそらく友人は私の年賀状を見て「うわー、まだパキラのこと言ってるよ」と鬱陶しがっているのではないかと不安になり、去年からパキラの話は封印した。

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最初の十年くらいはパキラも花が咲くと知って、それだけを楽しみに世話をしてきたんだけど、幹から二本だけ太い枝が伸びてきて、その枝だけで新芽が出る、枯れるを繰り返すようになってからは、花への期待も消えてしまいました。

今年も新芽が出てきたなぁ、でもこれもでかい葉っぱになって枯れるだけなんだよなぁと、気づいたら二本の太い枝に剪定ハサミを入れていたのです。

長く伸びた枝は80センチ。枝は細かく刻んでゴミ箱へ。先端には新芽が出掛かっていたので、まぁ無理だろうなと思いつつ、親株の根元に挿しておきました。


新しい土で挿し木をすれば根っこが出てくるでしょうけど、これ以上鉢を増やしたくないのと、24年も世話をしてきたんだから、そろそろ手放してもいいかなという思いもあって。

でも、もしちゃんと活着したらこの状態のまま育てます。親木からも側枝が出てくるかもしれませんしね。