2009年12月9日に突然お師匠さんが亡くなって、奥さんから形見にと頂いたCDラジカセ。
お師匠さんはうちの上の階で三味線と民謡を教えていて、挨拶しているうちに仲良くなり、週末には釣ってきた魚をさばいて持ってきてくれた。
前日にも「週末また釣りに行くから待ってて」「寒いから気をつけてね」というやりとりがあったから12月9日の早朝、奥さんがうちにやってきて、昨日の夜仕事の帰りにたこ焼きを買って車に乗る直前に倒れてそのまま亡くなってしまったと聞いても信じられなかった。
形見はお師匠さんとの楽しかった日々を思い出して辛くなるからずっと押しいれの奥にしまってあったんだけど、今朝、マンションの郵便受けに奥さん宛のメール便が入っていて、管理人さんが「住所変更しないで引っ越したからまだ届くんだよなぁ」とくしゃっと丸めたのを見た瞬間に押入れのCDラジカセのことを思い出して、しばらくぶりで電源を入れた。