2020年6月21日日曜日

ぐみの物語

近所でグミの実を貰ってきました。


種子が透き通って見えるほど熟しています。
ちょっと洗って4粒いっぺんにクチの中へ。

あま、、、ん?甘いけど渋味のが強い!
グミの実ってこんなに渋かったっけか。

お菓子のグミってグミの実から名前を貰ったのかと思っていたんですけど、ドイツ語でゴムの意味のある「Gummi」が名前の由来なんですね。

グミは漢字で書くと「茱萸」。
ミカン科の呉茱萸(ゴシュユ)という木があって漢方でも利用されるらしいんですが、呉茱萸から中国の地名の「呉」を取って「茱萸」をグミの木としたってのも変な感じだし、シュユと読んでいたものをグミと読むようになったのもおかしな話。

他にも「胡頽子(コタイシ)」という別名があるのですが、図鑑や辞書では茱萸も胡頽子もどっちもグミと読ませるようになっているんですよね。

学名でも「グミ」らしき言葉は入っていないし、どのタイミングで「グミ」という言葉が出てきたんでしょう?