一周忌法要の引き出物は一炉庵の「夜雨最中」。
箱に入っていたしおり。
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一炉庵の創業は明治三十六年(一九〇三年)
英国から帰国した夏目漱石が千駄木(現 向丘)に転居してきたのも同じ頃と云われております
この地で数多くの作品が誕生いたしました
創業当時から作り続けている『夜雨最中』の形は当店の商標でもあるひさごを表しています
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ん?このしおりに夏目漱石、必要?
夏目漱石が足繁く通った、とか、夏目漱石が好んで食べた、とか、夏目漱石がこの最中の名付け親とか、そういうエピソードはなくて、ただ転居してきたのも同じ頃と言われているって、誰かが言ってたのを聞いただけ、だよねぇ。