桐の実。
4センチほどの尖った卵形の堅い殻の中に3,4ミリの羽根がついている小さな種子がどっさり詰まっています。でも食えるという話は聞いたことがないし、そもそも果肉があるかどうかも不明。鳥も見向きもしません。
果肉はないし、カラカラに乾燥しているから拾ってきてそのまま飾っておいても腐ることもないので生け花の世界では人気のある花材だそうですが、なかなか手に入らない花材でもあるそうな。
ひとつふたつ、実が落ちてるのは見たことあるけど(それもすぐ誰かが拾うか片付けるかしてる)枝ごとは見たことないもの。剪定しようにも10メートル以上ある高木だし、とにかく大きくなる木だから花材のためだけに栽培ってのも採算が取れないし。
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浴風園を外から覗いたら、なんとブラックベリーが!
実がなっているのなんか写真でしか見たことがないよ。ひと粒いただけないかしらーと浴風園の中に入ってみたら木の手前にちゃんと柵がありました。
結構大きな木だったから何年も前から栽培しているんでしょう。
二十年近く頻繁に通っていたのに全然気づきませんでした。
鳥に食われないうちに早く収穫してほしい。
鳥用に栽培しているならご自由にどうぞの札を立ててほしい。
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枯れかけの紫陽花を撮っていたら、知らない女性に「六月はきれいに咲いていたのよ。ちょっと遅かったわね」と声をかけられました。
「六月はさんざん撮ったから飽きちゃって枯れるまで待ってたんですよ。このまま剪定されなければ、もっと枯れてくれるんですけどねぇ」
「はあ?」って顔されちゃったけど、野良アジサイ(手入れがされていない、誰が植えたかわからない)の枯れ切った姿は結構好き。