団地の地図を見てやっとたどり着いた世田谷文学館。
お客さんは私ら夫婦と男性ひとりのみ。平日の朝一番で訪れる人は少ない。
一部を除いて撮影可。
その一部は手書きのノートや山上たつひこ氏との交換FAXとか。じつはそっちの方が撮影したかった。(字が細かくて裸眼だとやっと読める程度)
ひと通り愉しんだ後、一階の売店でポストカードとムットーニのマスキングテープ購入。
そのまま帰ろうとしたらオットにコレクション展も見ようと誘われたのが「衣装は踊る 映画衣装デザイナー・柳生悦子の仕事」。
いやぁ、面白かった。
入ってすぐに『君も出世ができる(1964年東宝)』の中からミュージカル「アメリカでは」が上映されていて、雪村いづみもフランキー堺も超かっこいい!のっぽさんもタップダンスを踊っていたり、衣装がすごくいいんですよ。そうか、この衣装のデザイナーが柳生悦子さんなんだな。
展示も昔母が愛読していた「ミセス」の洋服の作り方のページにあったのとそっくりなイラストがずらり。今の洋裁の雑誌ではこういうイラストは見かけなくなりました。
時代劇、現代劇にとどまらず、海外の古い衣装も手がけ、イラストに使用した布のサンプルが貼り付けられていて、江口寿史展でも感じたんだけど、紙に書いたモノをよくこんなにいい状態で残すことが出来たなぁと見入ってしまいました。
残念ながらこちらは写真撮影は不可。
でもこんなに凄い展示をたっぷり堪能出来て1,000円じゃ安すぎます。