「このあいだ編んでもらったベスト、受け取った時はすごくいいと思ったんだけど少し重いのよ。前に見せた模様を入れて棒針で編みなおしてくれないかな」
かぎ針でぎっちり編んだから重いのは確か。でも宅配便で送った時は温かくていいって言ってたんだよなぁ。たしかに私より30歳近く年上だし、最近背中が痛いって言ってたから編み地が硬いベストを頭からかぶって着るのは難しいかも。
で、またほどいて新しい編み図で編みなおしをすることになったんですが、どうしても入れてほしい模様があるそうで
送られてきた画像がコレ。
自分でこれだけ編めるんだし、母は洋裁をしているから型紙を起こして編むことも出来るんだから、私に頼まないで自分で好きなように編んだらいいのに。
「でも編みたい気持ちはあるんだけど集中力が長続きしなくてダメなのよ。」と言われたらしょうがないなぁ。母に型紙を起こしてもらってゲージ取ったり計算して、母が着やすいベストを編むしかないか。
でもここで一番問題になるのが母が色が気に入って買ってきた毛糸の量。足りるか足りないか、やきもきしながら編むのもねぇ。
あーだこーだ話しているうちに「そういえば、今度の月命日に来たらやってほしいことがあるんだけど」と切り出され、聞いてみたら今月末に入院手術することになったから保証人になってほしいって。
「はあああ?ベスト云々って言ってる場合じゃないじゃん!なんで先に言わないのよ!」
「ほら、あんたすぐ怒るじゃない。だから黙って入院しようとしたんだけど保証人がいるって言うし、お父さんいないし、先生に聞いたら上の娘さんに保証人になってもらった方がいいって言うから。」
んー。私が怒っているのは大事な話を後回しにしたってことなんだけど。
入院手術と言っても父の時みたいに病気ってことではなく、喩えて言うなら昔折れた歯をそのままにしておいたら他の歯に影響が出てきて、うまくモノを噛めなくなった、というような症状で、手術は局所麻酔であっという間に終わるし(と先生が言ってたらしい)入院もひとり暮らしで年齢が年齢なだけにすぐ帰宅させるワケにはいかないのと経過観察で念のため一週間ということなので、深刻なものではありません。