2017年7月5日水曜日

薊馬

食べ物を載せた直後に虫の写真はどうかと思いますが、コイツには長年悩まされ続けてきて、やっと姿を撮影できたので、記録というか記念というか、まぁ、そんな感じでサラッと流してやってください。

* * * * *

スリップスとかアザミウマとか呼ばれている虫で体長は2mmほどしかありません。とにかく素早くて見つけて捕まえようとすると、こちらの気配を察知して葉や花びらの裏に潜り込んでしまいます。

雨が止んで空気の入れ替えをしようと窓を開けたら、ビナンカズラの葉が一枚傷んでいるのが見えたので切り取って葉裏を観察したら黒い糸のようなものがちょっと動いた気がしたのです。


虫眼鏡を使ってもよく見えません。

これは老眼のせいなので、裸眼で確認するよりもデジカメのマクロ機能+虫眼鏡で何枚も撮影して、フォトショップで拡大したほうが確実です。


正式名称は「クロトンアザミウマ」。
昼行性の吸汁害虫で撮影時動きが遅かったのは眠っていたせいでしょう。

背中の二本の白いすじは翅。国内ではメスしか確認できていないんだって。

とにかくコイツにたかられてしまうと葉の裏はスカスカになるし、幼虫の排泄物からウィルス病に感染したりと面倒なことになるのです。アブラムシだったら動きが緩慢なので両面テープでペタペタやれば被害が出る前に駆除できるんだけど。