ビナンカズラの葉っぱです。
この木は雌雄異株で我が家で育てているのは雌株一本なので、いくら花が咲いても結実しないのですが、小さな花の香りが面白く、その香りだけを楽しみに育てているのです。
花の香りで面白いという表現はおかしいんですけど、喩えるならアゲハの幼虫を突っつくとオレンジの角を出すと同時に変わったニオイを出して威嚇するんですが、そのニオイそっくりなんです。
幼虫は威嚇しているつもりですが私にとっては嫌いではないニオイ。でも好きなニオイとは言い切れません。他人が入った後のトイレのニオイは我慢出来ないけど自分だとホッとするという感じでしょうか。
今年ビナンカズラは7つも花芽をつけて少しずつ大きくなってきています。
花が咲く前に虫に葉っぱをやられてしまうと小さな花芽にも影響が出るのは過去の経験でわかっているので、この時期のパトロールは欠かせません。
裏を返すといました、体長2.5ミリのグンバイムシ。
スカスカな虫なので少々分かりづらいのですが、相撲の行司さんが持ってる軍配のような形をしています。(この写真では頭が下になっています)
黒い粒々は排泄物。少量なら綿棒で拭けばきれいになりますが、こいつが大量発生すると遠目に見てもわかるくらい汚くなります。植え込みのツツジなんかよくグンバイムシにやられて、被害のない葉っぱの方が少ないくらい。