2022年1月21日金曜日

ポーリュシカ・ポーレ


♪みーどりもーえる草原を越えーてとか歌ってる場合じゃないくらい萌え萌えの万年草。

小学一年生の私はラジオから流れてきた仲雅美の「ポーリュシカ・ポーレ」を覚えてよく歌口ずさんでいました。当時は家にテレビがなくて仲雅美がどんな顔をしているのかわからなかったけど初めて好きになった歌謡曲です。(後に原曲はロシア民謡だと知って衝撃を受けましたが、それでも私にとってはラジオから流れてきた歌謡曲)

小学5年生の時に引っ越してテレビも買って父が好きだった「太陽にほえろ!」を観るようになり、そこで出てきたのがスコッチ刑事こと沖雅也。

その時に父だか母が「ポーリュシカ・ポーレの人だ」と言ったのを鵜呑みにして、それから長いこと「ポーリュシカ・ポーレ」を歌う時はいつも頭にスコッチ刑事の顔が浮かんでいました。

高校を卒業して数ヵ月後に新宿のある高層ビルに就職試験を受けに行ったんですが、面接中に受付の人がお茶を運んできてくれて面接官にそっと耳打ち。

「沖雅也が京プラから飛び降りたようです」

そういえば窓の外、ヘリコプターが飛んでるなぁ。高層階だとこんなに近くにヘリコプターが見えるんだと思ってはいたけど。

面接官も受付の人も私そっちのけで窓から下界を見下ろし、そのうち面接に関係ない社員もぞくぞくと入ってきてザワザワし始め、もう面接どころではありません。

なんとか面接が終わり、帰りがけに「7月1日から出社してください」と告げられ、就職するってこんなもんか、なんだかバイトの面接に来たみたいだったなぁと思ったんでした。

高層ビルを出て、直前までアルバイトをしていた京王百貨店に寄り、社員食堂のおばちゃんに就職の報告と沖雅也の話をして、そこで「ポーリュシカ・ポーレを歌っていたのは沖雅也じゃなくて仲雅美よ」と指摘されて長年の勘違いが修正されました。



万年草をそっと持ち上げると根っこがびっしり。
着地していないから空気中からわずかな水分を吸収しているんでしょう。
凄い生命力。

多肉と根っこだけじゃなんなので、最後にひと花。


こないだ咲いたキリタ・タミアナの花はもう枯れてしまったけど、その下にもうひとつ蕾がついていました。キリタの聖域に多肉が到達するのも時間の問題。