2023年9月14日木曜日

怒涛の十時間

天気予報どおり、かんかん照りの墓参り。
墓石に水をかけるそばからさーっと乾くくらい暑い。
父に「とにかく早く涼しくしてください」とお願いして帰ろうとすると外国人の団体がやってきて、タンクトップに半ズボンのおじさんにハロー!って言われてもそりゃ無視しますよ。こっちはお墓参りで来てるんだから。日本人って無愛想って言われてもいいよ。むしろ無愛想と思われたい。

そんなこんなでお寺さんの写真はなし。

* * * * *

せっかく谷中に来たので「邪悪なハンコ屋しにものぐるい」さんの「伊藤ビルヂングプロジェクト」のお店に寄って、引換券を使いましょう。


写真には写ってないけど私の背後には外国人観光客の山。
なんでこんな暑い日に日陰のない谷中銀座をうろうろしてるんだよ。


何がもらえるのかわからないけど引換券もちゃんと持ってきたぞ。
谷中銀座の外国人をかき分けてたどり着いた伊藤ビルヂング。



定休日じゃん!っつーか本当に営業してるの?大丈夫?
お休みとなるともうすることはないので、お昼ご飯を食べに北千住へ移動。

北千住は42年振り。通学の乗り換え駅だったので通過することはあったけど降りたのは多分一回きり。高校一年生の時に同級生に告白されたのが北千住の鰻の寝床みたいな喫茶店。ブレンドコーヒーがまずかったって思い出しかないのです。それでも42年ぶりの北千住はぜんっぜん知らない町になっていました。




静止画では伝わりませんがずっと車の音、何かの放送、歩きスマホの会話、とにかく耳に入ってくる雑音がハンパない。

でもね。


千代田線の構内は相変わらず薄汚れていて何も変わっていなかった。一瞬ホッとしたけど、そもそも北千住には思い入れないから。

北千住で牛タン定食を食べ終わると母が「もう一軒、喫茶店に行って珈琲を飲もう」と言い出したのですが、駅ビルの外はもちろん中でもマスクをかけている人がほぼいない。しかも盛大に咳をしながらスマホで「いえいえ、もう熱は下がってますから、明日出社しますよ」と喋っている男がいたので、こんなところで高齢の母に感染でもしたら!私だってワクチン一度も打ってないんだから感染するワケにはいかんのじゃ!北千住からはとっとと離れて実家でお茶を飲もう!という流れに。


地下鉄の突風で前に進めない母。

でも普段よほどのことがない限り実家に寄り付かない娘が自ら実家に行くと言ったことが嬉しくてたまらない様子。



実家では鉄線(テッセン)と紅葉葵(モミジアオイ)が咲いていました。

お茶を飲んで梨を食べて、みんなでごろんと横になって、電車が混まないうちに実家を後にしました。


一泊二日でやることを日帰りでやったから疲れたんでしょう、乗り換え駅で立てなくて、少し遠回りで帰りました。