子供を誘拐する役割の女(西方杏)は化粧が濃くて見るからに「何か悪いことに手を染めていそう」な雰囲気、身代金を奪うのも金髪のチンピラ風の若い男(進藤健太郎)。詐欺集団のリーダー(益岡徹)が刑事に化けて被害者の家に入り込み、そこへ右京さん(水谷豊)が入ってきて犯人と右京さんの心理戦になるんだけど、知的なリーダーだったら誘拐する女も身代金を奪う男も、こういう感じの人たちは仲間に入れないと思うのよねー。このキャスティングだけが残念。
同時に起きた立て篭もり事件の犯人(土平ドンペイ)と人質になる女性(野口かおる)の室内でのワンシーン。このふたりの役者が狭い空間に存在しているってだけで、ずっと見ていられる。(けどすぐ終わる)
あと右京さんがお手伝いさん(山本道子)に事情を聞くシーンもとっても自然でいいわー。あんなお手伝いさんと紅茶を飲みながらおしゃべりしたい。
何故急に15年も前に放送された回の話をしているかっつーと、今日オットが無事廃車手続きを終え、お祝いに買ってきたワインを飲みつつ「越境捜査」の再放送を見たから(多分10回は見てる)。
二度と払わなくてもいい税金を払わなくていい!面倒で複雑な手続きを終え、ひとつ大きな山を越えたところに夫婦そろって大好きな「越境捜査」。そりゃ書かずにはいられない。
写真は昨日載せられなかった品川シーサイド駅近くのビル。中央の低いビルがグレー一色で、エッシャーのだまし絵っぽく、そこだけ芝居のセットみたいに見えたので。