じつはこのバッグ、長年愛用していた日傘の生地なんです。
古い日傘の柄が気に入っていたのでどうしても捨てられず、そんな時にたまたま「生活は踊る」で「傘をエコバッグにする方法」の紹介がありまして、母にその話をしたところ、ちょうど母もラジオを聴いていて「傘の生地は縫ったことないけど、お母さんでも出来そうだから生地を送って」と、そこまではとんとん拍子に話が進んだんですが。
三日後、届いたのはでかい巾着袋だったんです。
あまりのショックに画像すら撮れなかったのでイラストで。
巾着袋もショックだったんですが、この赤い布はなんだ。赤って言ってもえんじ色に近い赤で、しかもよく見るとキラキラしてるんですよ。
っていうか、母にはずいぶん前に作ってもらったバッグのサイズが一番使いやすいから、これと同じように作ってほしいと見本のバッグまで渡してあったのに、どうしたら巾着袋になっちゃうのよ、もう。
落ち着け。
まぁ、私の伝え方が悪かったんでしょう。
普段から電話でもメールでも何となく喧嘩になってしまうんですから、たとえ親であっても人に物を頼む時は顔を見て自分のイメージをしっかり伝えなくちゃいけなかったんですね。
巾着袋は目の前にあるのも嫌だったので、母の了解を得て全部ほどいてしまいました。(母は素敵な巾着袋が出来たから自分で使うと言ってましたが、それでは私の気持ちがおさまらなかったので)
その後、新盆で実家に帰る前の日に母からメールが届きました。
「持ち手によさそうな黒い布を買ってきたからバッグを縫い直します。うちに来る時に持ってきてください」
今度はちゃんと会ってこれこれこういうのを作ってとお願いすることが出来ました。