去年の6月に『生活は踊る』で「両親にエンディングノートを書いてもらうにはどうしたらいいでしょう?」という相談があって、相談者さんはまだ二十代で親御さんが五十代だったかな、そりゃいきなりエンディングノートを渡されたら、そりゃ面食らうだろうよって思ってたんだけど、放送から三ヶ月後に、父が亡くなって、まだ元気なうちに父のいろんな話を聞いておけばよかった、あの時の相談を聞いて他人事と思ってしまったことを悔やんでいました。
「一周忌が終わったら家族でエンディングノートを書かない?」という私の提案に母は一瞬顔をしかめましたが、「死ぬとか死なないとかじゃなくても、もし私たちの誰かがコロナに感染したら、誰もお見舞いすら出来なくなっちゃうんだよ」という妹のひと言で母は納得。
次の月命日までに良さそうなエンディングノートを私が準備することになり、hontoのレビューや立ち読み機能を使って選んだのが
『もしものときのエンディングノート/監修:江崎正行/二見書房』
私自身も何かあった時にオットは家賃すら払えなくなる可能性があるので、自分用にもう一冊買っておきました。