零れ落ちそうな若い毬栗。
ここら辺はあちこちに梔子(クチナシ)が植えられていて、雨上がりは特にクチナシの香りが漂います。
未央柳(ビヨウヤナギ/Hypericum monogynum)もそろそろおしまい。
どんな花が咲いていたのか思い出せないほどの花後の姿。
あかね橋公園にこんな花咲いてたっけ?
よくよく見たら赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)の花後の姿でした。
アカバナユウゲショウが雨滴散布(雨の粒が当たって鞘が弾けて周辺に種子を放つ)とは知っていたけど、いつも見るのはピンク色の花ばかりでここまで一斉に鞘が弾けている様子は初めて見ました。(しかもこの鞘は晴れると閉じて次の雨まで散布を待つらしい。凄い。)
春は白詰草の絨毯だったのが一旦ネズミホソムギがじわじわ侵食し、
今は豆軍配薺(マメグンバイナズナ)に軍配が上がりつつあります。
この種子が全部下に落ちたら来年は…こわっ。
「夏が来ると芙蓉の花が咲きます」と言えば森田童子の「淋しい猫」の一節。
と言えばと言われても「わかるわかる」って人はほぼいないと思いますが、私が高校3年生の時に買ったアルバム「夜想曲」に収録されている曲の中でも特に好きな曲なので。
でもこちらの花は芙蓉(フヨウ)ではなく槿(ムクゲ)。ムクゲなら6月下旬から秋まで咲き続けますから納得。フヨウの花期は7月下旬から秋。
ここまで伸び放題のラベンダーも珍しいわー。
ここのお宅の花壇には実のなる木やハーブがたくさんあって(いつもの「ご自由に」のお宅とは別のお宅)、水やりをしていた奥さんに通りすがりの人が声をかけたら「増えちゃって困ってるからいくらでも持っていって。」とミントか何かの苗をごっそりその場で抜いて新聞でくるんで渡しているのを見ちゃったんですよ。
それから、そこを通るたび、びっしり実った金柑やモリモリ育っているハーブを横目にゆーっくり歩いて、あぁ、今日も奥さん出てこなかったと、ちょっとしゅんとして通り過ぎています。
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書き忘れ。
例年では8月になってから見かけるようになる百日紅(サルスベリ)がもう咲いてた。
あと赤芽柏(アカメガシワ)の上で雨宿りをしていた黄帯土蜂(キオビツチバチ)。