2023年7月4日火曜日

見つけて見失う


いつも通る道の駐車場にある大きな木。


何気なく見上げると白い花が咲いている。
なんの花か確かめに駐車場に潜入。


そばに寄ってみたら大きな木のてっぺん辺りまで登っている黄烏瓜(キカラスウリ)の花でした。


後ろを向いたら初めて見る景色。
いつも見ている清掃工場の煙突も知らない煙突に見えました。


昼咲き月見草(ヒルザキツキミソウ)。



薄いピンクつながりで団地の花壇の蓮(ハス)のつぼみ。
ハスは早朝に開花してお昼には花を閉じてしまうから、寝坊して午前中にエンジンが入らず夕方になってから動き回る私には開花の瞬間は見られないでしょう。

今日は浴風園には寄らずに、いつもは通らない路地に入ってみました。


水彩画教室のお宅の前のアスファルトの隙間から姫美女桜(ヒメビジョザクラ)と唐草春菊(カラクサシュンギク)。

気にしないお宅ならココには猫じゃらしやらハコベやら、これぞ雑草!な草が生えたら生えっ放しになっています。どうせ生やすなら可愛らしい草花をと家人が種子をまいたに違いありません。(ちょっと水彩画教室に通ってみたくなってる。)


いつもの道に戻るといつもの白粉花(オシロイバナ)。

* * * * *

二十数年に渡り柿や夏グミの木で季節を感じ、シジュウカラやオナガの声を聞き、ここの畑で採れたナスやかぼちゃはどこで売ってるんだろうとずっと疑問に思っていた畑。


今日通ったら更地になってました。
たまーにそこそこ広い畑を明らかに私より年上のご夫婦が作業をしていたので、もしかするとご夫婦だけでは手に負えなくなってきたのかもしれません。

こんな時はクリーニング屋の奥さんに聞けばだいたいのことは分かるんですが、そのクリーニング屋さんもつい最近お店を畳んでしまって、最後の挨拶に行ってきたばかり。

畑の大きな柿の木が消えたのは神田川沿いの桜の木が伐採された時、公園の鬱金桜が跡形もなくなった時と同じくらいの喪失感。