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私が小学5年生の頃だから母は40歳ちょい手前だったと思う。
秋葉原デパートの路上販売で母が「これ、お義母さんにいいわ」と買ったのが糸通し器(糸をセットしてボタンを押すとあら不思議、針の穴に糸が通ってるヤツ)。
後日おばあちゃんに渡したら「うちには裁縫道具がないから」と言われて母が家に持ち帰ることになりました。
あの時確かに家に持ち帰ったと思うんだけど、あの日以来糸通し器を自宅で見てないんですよ。せっかくプレゼントしたのに要らないと言われたのが悔しかったのか、悲しかったのか、多分見るのも嫌で誰かにあげたか捨てたか、まぁどちらかでしょう。
当時、私は洋裁に一切興味がなく夏休みの家庭科の宿題もお金を払って母に全部縫ってもらったくらいだから糸通し器の存在なんかすっかり忘れてたんだけど、今。今すごくあの糸通し器が欲しい。もう糸通すのに何分かかってるんだって話ですわ。
