ジグザグレース編みのマフラーとセットで紹介されているリストウォーマー。
これも何枚編んだか分からない。編むたび途中で目数が合わなくなって、まぁ自分で使うだけだからと無理矢理完成させていたんだけど、今回虫眼鏡で何度も編み図を見直し、英文のパターンに起こしてみたら、なーんだ、編み図が間違ってるじゃん。これじゃどうやっても目が合うワケないよ。
文化出版局の書籍には出版後の訂正が多い。念のため、この訂正が載ってないかと確認してみたけど、どこにも載ってない。検索してもこの作品を編んでいる人がほんっとに少ない。人気のないデザインなのかも。
私も最初は本の写真を見て編んでみようって気にはならなかったもの。ほんの少しの毛糸が残っていて捨てるには忍びない、これで編めるモノはないかと探していて、たまたま見つけたのがこのリストウォーマー。
実際編んでみたら目が合わなくても何とか形になるし、苦手なメリヤスはぎもない。中細毛糸2本取り、たったの15グラムで両手分編める、しかも一時間ちょいで完成。デザインした林さんには申し訳ないけど余り糸消費のための編み図と言ってもいいくらい。
今回せっかく訂正箇所がわかったのでココにメモしておきます。
【ニットであったか冬じたく 北欧etc.のおもしろテクニック/林ことみ】
文化出版局2009年9月25日第6刷発行
ジグザグレース編みセットの[リストウォーマー編み図]p.51
赤い矢印の段(本に直接塗りつぶした箇所じゃなくて、その手前の「人」の記号が間違ってる。本来は「-」になる)
[誤]浮き目1、表目7、右上二目一度、表目3、右上二目一度、表目6
[正]浮き目1、表目11、右上二目一度、表目6
っつーか6刷も発行していて訂正なしなんだ。誰からも指摘がないのか私みたいに何枚も編んで毎回おかしいなぁと思ってる人がいないのか、それともホントに誰も編んでいないのか?出版社に連絡しようかなーとも思ったけど、6年も前の本だからねぇ。