この8名の中にまさか西岩部屋の若箭原が入っているとは。
本場所の稽古中、既に二度も手術している左肩をまた脱臼してしまい、もう一度手術を受けるのか、それとも手術を回避しつつ強化に努めていくのか本人も親方も相当悩んだと思う。
中学校卒業と同時に坊主頭で入門し、場所のたびに体が大きくなって曲げも結えるようになり弟弟子も出来、自己最高位の序二段六十三枚目に上がった途端の怪我。
きっと強くてみんなに好かれる関取になるだろうと期待していましたが、三度目の手術に踏み切ったとしても完治するとは限らないし、一番辛いのは若箭原本人。
弱冠二十歳の若箭原と親代わりの西岩親方が出した答えが引退だったのでしょう。相撲未経験だった若箭原が少しずつ相撲を覚え白星を挙げた時は本当に嬉しかった。
これまで楽しませてくれてありがとう。おつかれさまでした。

