2024年5月4日土曜日

米寿


母の八十七回目の誕生日。数え年で米寿なんだと。

朝一番でアトリエ・ヨロイヅカさんにケーキを受け取りに行って8と7のろうそくも立てて、母がフーッとろうそくの火を消してひと言。

「誕生日にケーキ買ってろうそく消したの、生まれて初めてだわ」

えーっ、そうだっけ?

そういえば母の誕生日は連休中でバタバタしていて家族揃ってお祝いしたっていうのはなかったかも。ケーキは買ってきたけど家族それぞれ1個ずつだったからお祝いって感じじゃなかったし。

私は小学4年生の時に誕生日会を開いた時に一度だけホールケーキを買ってもらったけど、途中で呼んでなかった同級生が妹を連れて回覧板を持ってきて、知らぬ間にしれーっと部屋に入ってて、人数が増えたせいで切り分けたケーキも薄くなり、みんながプレゼントを渡すタイミングで、またしれーっと居なくなって、なんというか、今となってはヨッ!世渡り上手!と笑って済ませられるけど、当時はまだ子供でしたからねぇ。


私からのプレゼントはケーキとドイリー。
ドイリーはこっそり玄関に置いてきたからしばらく気づかないかも。
そのうち電話がかかってくるでしょう。


妹からは花束。
実家は昔っから花瓶のない家なのでポットで代用。こんなポット、実家にあったのか。私が家を出てから買ったのか?(左の緑のヤツはランプ)


オセロ天才戦。姪っ子2号も母もルールをよくわかってないのに何故か決着がつく。もうこの二人は天才としか言いようがありません。


鉄線(テッセン/クレマチス)がそろそろ終わるからその前に写真撮ってと頼まれて、バシャバシャ撮っていたら隣のお兄さん(と言ってもとっくに還暦過ぎ)に物干し場から「ひさしぶり!今日も全然変わらないね!」と声をかけられ「お兄さんこそ初めて会った時から全然変わってないよ!」「半世紀前と変わらないワケないじゃん、わはははは!」と互いにバカみたいな会話を交わしていると、妹が外に出てきて「母がいつもお世話になっております」とか言い出して、そうだ、一番先にお礼を言わなくちゃいけなかったんだ、いつもありがとうね!と慌てて言ったものの、物干し場の洗濯機がガタガタ言い出したから、お礼の気持ちが伝わったかどうか。ま、妹がちゃんと伝えたからいっか。

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帰りに何かの鳴き声を真似ていたヒヨドリに遭遇。


今日の晩ごはんは母がお土産にと用意してくれた草月の黒松
子供の頃、十条のおばさんの家に遊びに行くと必ずこの黒松を出してくれた。懐かしいからと言ってふたり家族に10個は多すぎでしょ。

八幡山のオオゼキでひき肉と卵を買ってきて炒飯にするつもりだったけど、オットから「今日の晩飯は黒松にしない?いや、むしろ黒松にしよう」と提案があったので、素直に従うことにしました。

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すっかり忘れていたけど昨日は姪っ子1号の誕生日でした。
23歳だってよー。大学卒業して3月の終わりから社会人やってるんだって。ビールもおかわりしてるの。すっかり大人ですよ。