めしべの付け根がほんの少し膨らんでいるのがタネになろうと頑張ってた部分。天気予報で豪雨とわかっていながら対処しなかった私が悪い。タネなんぞ出来なくても球根がバカみたいに殖えるからいいや、くらいの気持ちでいたことも確か。だったら人工授粉なんかしなけりゃいいのに。無駄にタマスダレの体力を奪ってしまいました。
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こちらは枯れかかったニワウメの鉢から突如発生した松葉蘭。松の仲間でも蘭の仲間でもない根も葉もない着生植物(シダ植物)です。
今年、こんなに殖えました。
マツバランのことを調べているうちに南方熊楠記念館のブログを見つけました。
南方熊楠は粘菌の研究で知られていますが、粘菌以外でもキノコやシダ類の研究や民俗学の研究に没頭し、破天荒を絵に描いたような奇人変人。私が憧れる人物のひとり。
ブログによると熊楠が100年以上前にマツバランの胞子からの生長過程について研究していたそうで、そのブログの記事を書いているのが「閑話猿」さんという方。(猿つながりで勝手に興奮してます)
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昨日の晩、テレビを見ていたら窓の外からヒグラシの鳴く声が聞こえてきました。家から100メートルくらい離れている公園で鳴いているのは聞いたことがあるけど、家に居ながら耳にしたのは初めて。テレビを消して、しばしヒグラシの「カナカナカナカナ」を堪能しました。